岸和田の居酒屋縁たく家が説明する10月祭礼のお話

2019.10.04

岸和田商店街でアジア料理居酒屋をやってます縁たく家です。

9月の祭礼も終わり岸和田商店街にはいつもの日常が戻ってきます。

ですがこれからは10月の祭礼があります!

旧市の祭礼はいつもお店から拝見させていただいてるので、迫力があるのは重々承知なのですが、山手の祭りはあまり見たことがないので、今日は山手の祭礼について書いていこうと思いマウす。

 

まずはスケジュールから!!!

岸和田10月祭礼
八木地区
大町、池尻、小松里、額原、額町、西大路、箕土路、
下池田、荒木、中井、吉井

10月12日
夜疑神社宮入8時半~
全11町
宮入り経路、箕土路町ガスト前でやりまわし
宮出経路、吉井町東、荒木町西交差点でやりまわし
久米田駅前パレード13時~
全11町

 

10月13日
行基参り 久米田寺入り9時~
八木地区11町+田治米、今木
(額原町に13町が集合し、8時半に出発。久米田駅前交差点をやりまわしして久米田寺へ)
久米田駅周辺を周回13時~
全11町

 

南掃守地区
下松、上松、八阪、山下、西之内、尾生、中尾生、福田

10月12日
下松駅前パレード14時~
(下松交番前13時半頃出発)
全8町
※8町以外にチビッコだんじりが13時過ぎロータリーにやって来ます

 

10月13日
兵主神社宮入8時~
西之内、下松、八阪
兵主神社宮出9時半~
上松、山下が合流し5町でパレード
梃子連主催下松駅前大集合13時15分~
全8町
(8町がシェル石油前からスタートし、下松交差点→駅東交差点→上松台東交点→下松交差点→駅前交差点→駅前ロータリーへ進入し、ロータリー内を小回り→駅前交差点→ロータリー大回りにて退場します)

 

東岸和田地区
土生、畑町、流木、極楽寺、作才、神須屋、真上、
八田、葛城、土生瀧、阿間河瀧

10月12日
曳き出し6時~
午後曳行13時~
全11町
上記どちらも東岸和田駅~土生交差点コース内を周回

 

10月13日
矢代寸神社宮入7時半~
流木、神須屋、真上、八田、極楽寺(順不同)
土生神社宮入9時15分~
土生町
波多神社宮入10時~
畑町
岸和田天神宮宮入9時~
作才町
八大竜王神社宮入9時~
真上
意賀美神社宮入9時~
土生瀧、阿間河瀧、葛城

 

東岸和田駅前パレード13時~
全11町

 

山直地区
三田、小倉、大西、東出、山出、摩湯、、田治米、今木

10月12日
曳き出し6時~
全8町
三田郵便局(青石)・岡山交差点
を中心としたコース内を周回
8町パレード13時半~
山直・山直南11町合同曳行15時~
包近北交差点を中心にして曳行
(内畑、積川、稲葉東、稲葉西、包近、山直中、山出、大西、東出、小倉、摩湯)

 

10月13日
10町パレード13時半~
山直8町+包近、山直中
三田郵便局(青石)・岡山交差点
を中心としたコース内を周回

 

山直南・山滝地区
(山直南)包近、山直中、稲葉東、稲葉西、積川
(山滝)内畑、下出、大澤

10月12日
山直南曳き出しパレード6時~
包近北交差点等を周回
全5町
山直南・山滝地区8町パレード13時半~
稲葉町東交差点を中心としたコースを周回
山直・山直南11町合同曳行15時~
(内畑、積川、稲葉東、稲葉西、包近、山直中、山出、大西、東出、小倉、摩湯)
包近北交差点を中心に周回

 

10月13日
積川神社宮入10時~
山直南地区5町
山滝地区3町パレード12時~
山直南・山滝地区6町パレード13時半~
稲葉町東交差点を中心としたコースを周回
(包近、山直中は山直地区のパレードに参加)

 

泉州の至る所でだんじりが爆走する3日間になります!

 

そもそもだんじり祭りってなんなん?

というかたにまとめました!

降るような蝉しぐれもようやくおさまり、吹く風にも秋の気配を感じられるころ、大阪府岸和田市では、一年のうちに最も盛り上がる「岸和田だんじり祭り」の季節を迎えます。

このお祭りは、その名のとおり「だんじり(地車)」と呼ばれる、重さ4トンものだんじりを、猛烈な勢いで曳き回すものです。

だんじりを曳く若者が、血気にまかせて揉み合ったりすることもあり「けんか祭り」の異名で広く知られている、男性的で勇壮なお祭りです。

日光東照宮の陽明門を思わすような、見事な彫り物に飾られた絢爛豪華なだんじり。
これを勢いよく街角を方向転換して豪快に走り抜ける「やりまわし」は、このお祭りの最大の見どころとなっています。

やがて日もとっぷりと暮れる頃、だんじりのちょうちんに一斉に火が灯され、その壮麗さは岸和田だんじり祭りの本領ともいえます。

岸和田だんじり祭りには、全国から45万人以上もの見物客が訪れ、スピード感あるだんじり曳行に拍手と大歓声を沸き起こしています。

岸和田のひとにとっては当たり前の光景かもしれませんが、観光で来られた方はその迫力にびっくりすると思います!

 

ではだんじり祭りの歴史は?

まとめました。

岸和田だんじり祭りの歴史は大変古く、五穀豊穣を願い約300年前に始まったとされています。

元禄16年(1703年)、岸和田城主の岡部長泰公が、京都伏見稲荷を城内に勧請し、封建時代としては珍しく、城下町々の庶民の参拝が許されました。

そこで開放された城内で、五穀豊穣を祈願するために「稲荷祭」を行った際、町民たちがだんじりを曳き入れ、藩主の前で芸を披露したのが始まりとされています。

江戸時代のだんじりは「五尺に二尺五寸の車つき、鬼だんじりにて、太鼓打ち一人乗り…」と記されており、今よりもずっと殺風景なものだったようです。

明治以降は、だんじり大工の優秀な技術と市民による協賛がマッチし、現在のような絢爛豪華なだんじりが曳かれるようになりました。

このことから、およそ300年以上もの間、この岸和田だんじり祭りは岸和田の人々の手により、しっかりと受け継がれ、守られてきたことがわかりますね。

 

元々は収穫祈願が由来なんです。

岸和田は城下町ですからね!

 

そんな祭礼の主役と言われるのが「だんじり」と「大工方」

日光東照宮の陽明門を小さくしたようにも見える、白木造りに見事な彫刻を施しただんじり。

各町が競って作ったといわれるだけあって、戦記の名場面を題材とした見事な彫り物に飾られた絢爛豪華なものです。

曳き手は、お揃いの町名入り法被を身に着け、金の大綱、赤引幕にのぼりを立てた車上には、笛、太鼓、鉦打ちが乗っています。

その大屋根、小屋根には、お祭りの花形「大工方(だいくかた)」が乗っています。

大屋根の中央にいる大工方のひとりが、昼間はうちわ、夜はちょうちんを持って、舞いながらだんじりの進行や停止を曳手たちに合図しています。
曳手たちはこれを見て、走り、また止まっているのです。

大工方の舞いは「祭りの華」といわれ、各町の大工方の動きにも個性がありますので、自分好みの大工方を見つけてみる楽しみがありますね。

特に、両手を広げながら、片足で大屋根の上で立つ「飛行機乗り」と呼ばれる踊りは特に有名で、見どころの一つにもなっています。

そんな迫力満点のだんじり祭りも

夜は様子が変わります!

優雅な姿の「灯入れ曳行」

岸和田だんじり祭り灯入れ曳行
出典;https://ja.wikipedia.org

お祭りは早朝から夜遅くまで行われますが、午後7時、あたりが暗くなってからの「灯入れ曳行(ひいれえいこう)」は、昼の勇壮な姿とは打って変わり、情緒あふれる優雅な姿を魅せてくれます。

だんじりに飾られたおよそ200個ものちょうちんが、夜空にくっきりと映え、その壮麗さは岸和田だんじり祭りの本領ともいえます。

遠くから聞こえて来る太鼓とお囃子の音色、そして屋台の呼び子の声や、香ばしい匂いが溶け合い、町全体がほのぼのとした、どこかしら懐かしい雰囲気に包みこまれます。

母親に手を引かれた小さな子供も、だんじりを曳く綱を握り、ゆっくりと夜の街を練り歩きます。なんとも微笑ましい光景ですね。

昼間はスピード感と迫力のあるだんじり。夜は一変して優美。

いかがでしたか?

だんじり祭りの魅力が少しでも伝われば幸いでございます。

 

Access

縁たく家 Awabi&asian BAR

縁たく家 Awabi&asian BAR
住所
〒596-0055 大阪府岸和田市五軒屋町1-1(岸和田駅前通商店街内)
電話番号
050-7582-9666
営業時間
11:30〜24:00(L.O.23:30)
定休日
火曜定休

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