2018.10.26
岸和田でアジア料理をやってます縁たく家です!
今日は飲食業界のタブーに触れて行こうと思います!
今日のテーマは『なんで飲み放題はお店もお客様も損をしないのか』です!
これから忘年会シーズン
縁たく家も続々と12月の予約が埋まって来ています!
忘年会といえば大概コースと飲み放題付きというのが定石ではないでしょうか?
そこでお客様が飲み放題で損をしないためのコツを今日は伝授していきたいと思います!
まず最初に、「飲み放題の場合、客は平均で1人何杯くらい飲めるものなのか?」の分析から。
私が東京・新宿で14年間経営していたダイニングバー(20坪30席)での宴会飲み放題データでは、「平均1人当たり4.5杯」になっています。2時間飲み放題、滞在2.5時間で、1杯あたりのボリュームは次のとおりです。
・中生:420ccグラスで実質容量(泡除くと)350cc
・グラスワイン:150cc
・地酒:150cc
・焼酎:ロックベース90cc
・カクテルやハイボール:スピリッツやウイスキーを45cc使用
ちゃんとした商品をちゃんとした容量で提供していましたので、これより少量で提供しているお店は、もうちょっと提供杯数は増えると思われます。
ちなみに、これらのドリンクに含まれるアルコールは、次の通りです。
・中生:350cc×約5%=17.5cc
・グラスワイン:150cc×約13%=19.5cc
・日本酒:150cc×約16%=24cc
・焼酎:90cc×約25%=22.5cc
・カクテル:スピリッツ部分45cc×約40%=18cc(リキュールの場合はこれを下回る)
よって、平均すると1杯当たり20cc前後のアルコールを摂取することになります。14年間のデータでは、すべての宴会の飲み放題が、3.5杯~5.5杯の中でおさまりました。個別に観察していると8杯以上飲む方が稀にいますが、例外なので目立っているだけで、平均値をとると4~5杯/人といったところに落ち着くことでしょう。
1杯当たりのコストはいくら?
さらにもうひとつのデータとして、私は10年くらい前から毎月20~30人参加の「1人1本持込ワイン会」「1人1本持込日本酒会」を主催しています。ワインや日本酒好きな方々が1人1本持ち寄ってのお酒の会ですから「お酒好き」が集まります。
そのような会で3時間飲んで、「ちょっとだけ」お酒は残ります。1人1本持ち寄りですから、1人ボトル1本弱飲んでいることになります。750ccのワインボトルの場合、150ccで割ると5杯分です。それがちょっと残るということは、1人当たり平均すると4.5~5杯くらい飲んでいることになります。ちなみに一般的なお店で提供されるグラスワインのボリュームは、お店や銘柄やグラスによって変わりますが、90cc~150ccの間で提供されていることが多いと思われます。
さて、次は「1杯当たりいくらくらいのお酒を、飲み放題としてお店が用意しているか?」と、「飲み放題の金額がいくらか?」の2点がポイントになります。
生ビールやワイン、日本酒(地酒)がコスト高になりそうですが、飲み放題用のドリンクですので1杯150円以内に抑えているお店が多いように思われます。ソフトドリンクやサワー等コスト安のものと均すと、1杯100円くらいで落ち着かせることも可能です。となると、100円/杯×4.5杯=450円。切り上げて「500円」というのが飲み放題材料コストと推測します。
つまり「1,000円飲み放題!」でも、お客さん側は原価ベースでは元は取れません。でも売値ベースでは通常1杯500円で売っているドリンクを4.5杯飲んだら2,250円です。それが1,000円で飲めるわけですから、お客さんにとってはとてもお得になります。
つまりお店にとってもお客様も得をするという事です!
かなりいやらしい話になりましたが、ただ岸和田はビールが好きな人が多いこととめっちゃ飲む人も多いのでやっぱり若干お店の方が損をすることの方が多いです!
ですが、
せっかくお店に来て貰えるならば、たくさん安く飲んで頂いて、喜んで帰っていただくことがぼくたちの目的なのでそれはそれで損したとはおもいません!
これからもじゃんじゃん飲んじゃって下さい!
縁たく家 Awabi&asian BAR
住所
〒596-0055 大阪府岸和田市五軒屋町1-1(岸和田駅前通商店街内)
電話番号
072-439-5537
営業時間
11:30〜24:00(L.O.23:30)
定休日
火曜定休