タピオカの原料は「キャッサバ」
実は有毒!? 南米原産「キャッサバ」とは
そして、キャッサバをタピオカにするために、さらなる加工がなされます。まず、キャッサバの根茎から取ったでんぷんを水で溶き、加熱します。そのあと粒状にして乾かすと「タピオカパール」になります。
どうやって丸い粒状にするか気になりますよね。まさか手ごね!? いえいえ、原料の練ったタピオカを特殊な容器に入れて回転させると遠心力がかかって雪だるまのように丸くなるんです。
このタピオカパールを2時間ほど茹でて戻すと私たちが知っている「タピオカ」になります。デザートやココナッツミルクなどでよく目にするタピオカの姿ですね。
通常タピオカは乳白色のような色をしています。愛らしい見た目とプヨプヨとした食感がクセになります。タピオカは、アフリカでは主食として食べられているんですよ。
海外旅行でタピオカを食べるときは注意!
苦味種には、先ほどご紹介した有毒な成分であるシアン化合物を外皮に多く含んでいます。しかし塊根が大きいため、でんぷんの原作物として栽培されていることが多いでしょう。
一方甘味種は、毒抜きをして茹でるなどの加工をして食用にされます。甘味控えめのサツマイモのような味や食感です。海外旅行でタピオカを食べるときは、この甘味種を選ぶように注意しましょう。
タピオカに含まれている栄養素は?
カルシウム
マグネシウム
リン
これらの栄養素が、タピオカに含まれるミネラルとなります。
タピオカは高カロリー食品?
タピオカ(乾)100gあたりのカロリーは355kcal。ごはん100gあたりのカロリーは168kcalなため、比較するとタピオカが意外に高カロリーということが分かり、驚かされますね。
とはいえ、茹でるとタピオカは、100gあたり62kcalになり、さらにドリンクに入っているタピオカは大さじ1杯ほどの量です。カロリーにすると9kcalほどということになります。